1998年度
南アジア回顧録
(西嶋経済研究所)


世界では、いろんなことがありました。 南アジア各国では1997年6月のタイバーツ
下落に始まった通貨危機以後(通貨動向グラフへ、クリック)
1998年度は深刻な経済状況に見舞われています。
通貨推移を見る限り為替はインドネシアをのぞき、落ち着いてきています。
しかし、20世紀最後の1999年度も大きな回復が見込めないのが現状です。
IMFからは次のようなGDP予測(前年比%)が出ています。

1997年 1998年 1999年
シンガポール 7.8 0.0 0.2
タ イ ▲0.4 ▲8.0 ▲0.5
マレーシア 7.8 ▲6.4 ▲0.5
インドネシア 4.6 ▲15.0 ▲5.0

各国の3大経済ニュース等を取り上げてみると(News Net Asiaより)・・・・

マレーシア
(英語ですがそれぞれの行をクリックいただければ、時事情報へサーフできます)
1)アンワール副首相解任・逮捕
2)経済安定化へ為替の固定相場制導入
3)超巨大、新国際空港オープン

シンガポール
1)アジア金融センターめざし、金融根幹のてこ入れ・緩和
2) 7月以降GDPがマイナス成長(13年ぶりのリセッションへ)
3)業界再編・大型合併、郵貯の民営化

タイ
1)通貨危機後、8%のマイナス成長(ここにきて好転の兆しか)
2)金融再編、難航する不良債権処理
3)政治家の汚職事件続発

インドネシア
1)スハルト政権(32年間)に幕、ハビビへバトンタッチも混迷はしばらく続きそう
2)スハルト不正蓄財の調査開始
3)イスラム勢力の台頭、政界地図は一変